🍀院長’s コラム【若い人にも大腸カメラを受けてほしい、という話】

若い人にも大腸カメラを受けてほしい、という話

最近、若い世代でがんにより亡くなられたという報道を目にすることが続きました。

芸能人であれ、一般の方であれ、「まだ若いのに」という言葉が必ずついて回ります。
でも医療の現場にいると、それは決して珍しい出来事ではありません。

私自身、県内外のがん専門施設で勤務していた頃から、若くして進行がんを発症し、懸命に治療を続けながらも亡くなっていった方を何人も見てきました。
身近な医師仲間でも、30代で小さなお子さんを残して亡くなった方がいます。

これは映画やドラマの話ではなく、現実です。

【大腸がんは増えています ― 新潟県・魚沼でも例外ではありません】
大腸がんは現在、日本人に非常に多いがんの一つです。
日本では、大腸がんは男女合計の罹患数で第1位のがんとなっています。

新潟県、そしてここ魚沼地域でも決して他人事ではありません。

「高齢者の病気」というイメージを持たれる方もいますが、実際には若い世代の発症も増えています。

そして大腸がんの特徴は、多くがポリープから発生することです。
ポリープの段階で見つけて切除できれば、がんになる前に予防できる可能性が極めて高い。
これは大腸がんの大きな特徴です。

【40代以上の方には、ぜひ一度受けてほしい】
私は、特に40代以上で一度も大腸カメラを受けたことがない方には、ぜひ検査を受けてほしいと思っています。

症状がないから大丈夫、ではありません。
症状が出たときには進行していることが多いです。

便潜血検査は大切です。
ですが、ポリープそのものを評価し、同時に切除できるのは大腸内視鏡検査です。

「また内視鏡の話か」と思われるかもしれません。
それでも、1人でも大腸がんを防げるなら、何度でもお伝えします。

【苦痛の少ない検査を心がけています】
大腸カメラに対して「痛い」「つらい」という印象が強いことも承知しています。
当院では、細いスコープの使用、二酸化炭素(CO₂)送気、希望者への鎮静、経験豊富なスタッフ体制により、できるだけ苦痛の少ない大腸内視鏡検査を行っています。
検査が怖くて受けない、以前に痛い思いをして2度と受けたくない、という状況をなくしたい。それが私の本音です。

大腸がんは増えています。
でも、予防できる可能性の高いがんです。

一度も検査を受けたことがない方、どうかこの機会に、大腸カメラについて考えてみてください。

2026年2月25日 院長 森田慎一