🍀院長’s コラム【秋の体調管理と大腸検査の大切さについて】

秋の体調管理と大腸検査の大切さについて

秋風が心地よく、朝晩はひんやりと感じられるようになりました。皆さま、体調を崩されてはいませんか?寒暖差の影響や、ウイルスの流行なども気になる季節です。どうかご無理なさらず、ご自身の健康を大切にお過ごしください。

また、インフルエンザ予防接種も始まっております。今年は例年より流行が早まる傾向も報告されており、早めの接種を強くお勧めいたします。特に小児向けには、痛みのない鼻スプレー式ワクチン「フルミスト」も開始しており、すでに接種されたお子さんや親御さんから「痛くない」「怖くなかった」といった好評をいただいています。効果持続期間も長いと報告されており、受験生の方など、試験前のケアとしてご検討いただくのも良いかと思います。

◆大腸がん・大腸内視鏡検査について考えてみましょう
胃カメラ(上部内視鏡)と同様に、大腸カメラ(下部内視鏡)には「苦しそう」「痛みがある」といったイメージをお持ちの方が多く、検査をためらわれる方が少なくありません。

しかし、大腸がんは日本人のがん発生率で男女ともに上位であり、食事の欧米化などを原因としてさらに増加傾向にあります。(国立がん研究センターなどの公表データより)。

当院でも、5月から大腸内視鏡検査をはじめた結果、早期がん・進行がんを含めて10例以上の大腸がんを発見しており、大腸がんが決して遠い病気ではないことを実感しています。

だからこそ、できるだけ多くの方に安全で苦痛の少ない大腸内視鏡検査を受けていただきたいと思います。

【Q&A・詳しい説明も公開されています】
このたび、日本甲信越支部内視鏡学会のホームページに大腸内視鏡検査のQ&Aが掲載されました。実際にどのような検査なのか、準備や検査のリスク、検査後のことまで詳しくまとめられています。ご不安な方は、ぜひ以下のURLをご覧になってみてください:

日本甲信越支部内視鏡学会 Q&A:大腸内視鏡検査
https://www.jges-kse.jp/cc_check.html

2025年10月14日 院長 森田慎一